リュックを使い切るために
もう20年くらい前に通学用に使っていたリュック。
普段は避難袋として避難用具を入れているのですが、この度、リュックを使う用事があり、開けてみると、、、、なんだかものすごい臭い。。。
グレゴリーのデイバック
同じものはもうなさそうですがこちらのタイプが一番近いです。
実は、前々からリュックの臭いが若干気になっていました。
長い間しまい込んでいるのでカビの臭いかなと思っていました。
開けるのは避難道具を入れ替えるときくらいで、最後に使ったのは登山をした三年前でしょうか・・・
今回、開けてみると臭いがパワーアップしています。
これは使えないかも。。。と
「グレゴリー 臭い」で検索してみると、、、「銀杏臭い」とヒットしました。
そう、例えるならば銀杏の臭いです。
どうやら加水分解しているらしいです。
加水分解。
この言葉をわたしが初めてしったのは、
友人が古着屋で買ったスニーカーが底がはずれて返品したときでした。
店員さんに加水分解していますね、、、と言われて、あぁ、スニーカーの底って年月が経つとダメになっちゃうんだなぁと思いました。
加水分解とは、、、
加水分解とは、反応物と水が反応し生成物に分解する反応で、この加水分解に弱い代表格として、ウレタンゴムがあります。その特性である強磨耗性により靴底のパーツに使用されることが多いですが、水分に弱く、加水分解を起こし靴底が割れてしまうことが度々、発生します。
また、カメラのダンパーゴムが加水分解により分解されてしまい、粘着性をおびた状態で溶け出し、シャッター膜に張り付き、ちゃんと写真が撮れなくなってし まう故障や、古いゴムホースが割れてしまったり、内部がぬるぬるになり、表面が剥離してしまいそのカスが、タンク等に蓄積して目詰まりしてしまったという 現象はゴムの加水分解による劣化により発生します。
「加水分解」という言葉を知っていたので
先日、捨てたスニーカーのソールもボロボロになっていたのも、
そしてつい先日、カメラのグリップ部分がベタベタしていたのも
これが「加水分解」という現象なんだぁ、、、とぼんやり思っていましたが
まさかリュックまでもが加水分解するとは、、、
勉強になりました。
どうやらリュックの防水コーティングのボリウレタンが加水分解してしまい、
臭いが発生しているようです。
対策をいろいろ検索すると
重曹で洗うとコーティングがとれる
という方法が何件がヒットしました。
もう20年ものだし、ほぼ使っていないし、捨ててもいいか、、、くらいの気持ちで
試しに重曹スプレーを吹きかけて、おしゃれ着用洗剤で洗濯機で洗ってみました。
※洗濯機で洗うのはよくないそうですし、かなり乱暴なやり方です!
洗って、干してみたら、、、、
とりあえず臭いはとれて、なんとか使えそうです。
中面のコーティング部分が茶色く変色してところどころはげて
日焼けした皮がめくれたようになっていますが
(本格的にコーティングをとりたければ漬け込み洗いして、ブラシでこすったりしたほうがよさそうです。)
今週末に使いたいのでこのまま、防水スプレーを使用して使ってしまおうと思います。
リュックを買うかいなか。。。
実はここ数ヶ月、リュックを買うか迷っていました。
今回のリュックはかなり派手な色。
当時はそんな色が好きだったのですが、今持つとちょっと年齢にもそぐわないし、服も選ぶしどうかなという感じ。
リュックを探して、いくつか目星をつけていたのですが、
レジに並んだときとかさっとお財布を出せないのがストレスなので
普段使いはしなさそう。。。
家にはまだ使えるリュックがあるし、あるものを使おうと思いました。
ぎりぎりに荷物を詰めず、早めにリュックを開けてみてよかったと痛感しました。
それにしてもリュックにしても、スニーカーにしても、カメラにしても
大事にしまっていても劣化していくんだから、使いたいときに使わないともったいないなぁとしみじみ思いました。
候補にあげていたのはこれ。今持つなら黒のリュックがいいなと、、、